クラウド移行で拠点間・取引先への
大容量ファイルの共有がスムーズに

QNAP製NASとの同期でファイル表示速度を大幅改善

製造業

法人名 : 株式会社松田電機工業所 様

・代表者:代表取締役社長 松田 佳久
・所在地:愛知県春日井市牛山町字沖仲3030番地
・社員数:400名(2022年8月)
・資本金:5,500万円
・URL:https://matsudadenki.co.jp/

DirectCloud
課題
  • 社外とのファイル共有時にセキュリティリスクがあった
  • 社内にファイルサーバーがあったため管理工数が負担だった
  • 新規サービスや生産性を向上する際にボトルネックになっていた
成果
  • オンプレミスのファイルサーバーからクラウドに移行できた
  • 拠点間や取引先への大容量ファイルの共有がスムーズに実現
  • ワンタイムパスワードを使うことで社外からのファイルアクセスが実現
QNAP製NAS(HybridMount)
課題
  • 特定のユーザーのみしか複合機のスキャン連携ができなかった
  • 大容量ファイルを開くのに時間がかかっていた
成果
  • 柔軟にスキャン連携できるようになった
  • 大容量ファイルへのアクセス速度が向上

株式会社松田電機工業所の事業内容

長年培った自動車関係のスイッチ製造のノウハウや精密な技術を活かし、お客様の要求を真摯に受け止め一つひとつ解決していく精神で、より精度の高い製品を製造しています。

株式会社松田電機工業所

「創意と改善」を原点に新たな価値をご提供

貴社の事業内容を教えてください。

高田氏
当社は、ステアリング・ハザード・ヒートコントロールといった自動車の様々なスイッチを製造するメーカーです。
また、スイッチ製造に関するワンストップサービスにも対応しており、お客様のあらゆるご希望にお応えできる設備環境があります。

最近では次世代のスマートファクトリーを目指し、社内のあらゆる業務の省人化・省力化を推し進めています。
この一環として、「生産状況の記録を手書きしている」「生産状況の数値分析ができない」といった製造の現場で生じる様々な課題に対応すべく、「Genba Vision」という現場改善IoTツールの運用も行なっています。
スイッチ製品(一部抜粋)
  • ステアリング

  • ハザード

  • ヒートコントロール

担当者様の日々の業務を教えてください。

高田氏
主に、生産管理や社内で使用するシステムの開発・管理を担当しています。
具体的には、お客様から受けた受注情報をもとに、社内で使用する部品情報を作成し、発注をかけていく一連の流れを管理しております。

また、社内のファイルサーバーの管理や、AGV(無人搬送車)の開発も担当しております。
株式会社松田電機工業所 製品製造エリア

株式会社松田電機工業所 製品製造エリア

社内ファイルサーバーの保守・管理工数が負担

DirectCloud導入前の課題を教えてください。

高田氏
クラウドストレージを導入する前は、社内にファイルサーバーを所有していたため、サーバーのメンテナンスや管理を自社で行う必要があり、大きな工数負担がかかっていました。

また、ファイル共有におけるセキュリティ面に不安があり、セキュリティレベルを向上させる必要がありました。

DirectCloud導入前の課題

  • 社外とのファイル共有時にセキュリティリスクがあった
  • 社内にファイルサーバーがあったため管理工数が負担だった
  • 新規サービスや生産性を向上する際にボトルネックになっていた

QNAP製NAS(HybridMount)導入前の課題を教えてください。

高田氏
従来のファイルサーバーでは、特定のユーザーのみ(宛先数5個)が複合機にスキャン連携することができ、同時に5人までしか複合機連携できませんでした。

また、大容量ファイルを開く時間が長く、円滑に業務を行えないなど利便性に課題がありました。

QNAP製NAS(HybridMount)導入前の課題

  • 特定のユーザーのみしか複合機のスキャン連携ができなかった
  • 大容量ファイルを開くのに時間がかかる

DirectCloudを導入した3つの決め手

リンクを生成して大容量ファイルでも簡単に共有できる

高田氏
生成したリンクを送信するのみで、大容量ファイルでも円滑に共有できる点が大きな魅力です。

スイッチを製造する過程で社内・社外問わず多くのファイルを共有するため、ファイル共有の速度・利便性が向上した点が決め手でした。

ニーズに応じた柔軟なライセンス形態

高田氏
ユーザーのニーズに応じたライセンス形態が豊富で、当社に適したライセンス(プラン)の選びやすさがポイントでした。

ユーザー数無制限による高いコストパフォーマンス

高田氏
当社の現在のユーザー数は200名で、ユーザー課金制や従量課金制のクラウドストレージを利用する場合では、膨大な費用がかかってきます。
また、ユーザー課金制の場合はアカウント登録や削除といった管理工数もかかるため、かえって業務効率が低下してしまうことも考えられます。

DirectCloudの場合は、ユーザー数無制限のため、ユーザー数に依存することなく一定の費用で利用できる点が重要なポイントでした。

QNAP製NAS (HybridMount)を導入した決め手

複合機のスキャン連携に関する制約を取り払えた

高田氏
前述の通り、従来の複合機のスキャン連携では宛先数に制約があり、円滑にスキャンファイルを送れないという利便性の低さが課題でしたが、QNAP製NASを導入したことで、宛先数を気にすることなく連携でき、スキャンファイルを送信することができました。

大容量ファイルでもアクセス速度向上が見込める

小澤氏
以前は、特に大容量のファイルへのアクセス速度が遅く、業務効率に課題がありました。

QNAP製NAS導入後は、HybridMountにより、容量問わずファイルへのアクセス速度が格段に向上したため、業務効率が高まり、よりセキュアなファイル共有が実現しました。

社内外との円滑なファイル共有・利便性の高いスキャン連携を実現

現在はどのように運用されていますか?

高田氏
社内外とのファイル共有、スキャンデータの保存・活用をメインに運用しております。

DirectCloudで共有リンクを生成し、大容量ファイルもリンクを送るのみで共有が完結でき、拠点間や取引先へのファイル共有ツールとして活用しています。
当社には、本社工場以外にも、和良工場、西濃工場、技術センターを有しており、これらの拠点間で製品を作る際に必要なデータ共有が円滑になりました(国外にはタイ工場もあります)。

また、スキャン連携の利便性向上を目的に、QNAP製NASを活用しています。
スキャンしたファイルをQNAP製NASに保存することで、同期されているクラウドにもファイルが保存されることから、二重に保存する手間がかからず、クラウドへのアクセスが容易なため、スキャンしたファイルをクラウドで瞬時に活用できる点が魅力です。
大容量ファイルもDirectCloudで安全・円滑な共有が可能に

現在の主な運用方法

ファイルサーバーの管理工数を削減

DirectCloud導入による業務改善効果は?

高田氏
DirectCloudを導入したことで、社内ファイルサーバーからクラウドストレージに移行することができました。
移行したことで、これまでかかっていたファイルサーバーの管理や容量拡充作業、セキュリティ対策にかかっていた工数を削減できました。

また、ワンタイムパスワードを使うことで社外からでもファイルへのアクセスができ、ファイル共有の効率性が向上しました。
業務改善効果【DirectCloud導入による業務改善効果】

QNAP製NAS(HybridMount)導入による業務改善効果は?

高田氏
従前の宛先数制限が取り払われ、スキャン連携の利便性が大幅に向上しました。

また、QNAP製NASとDirectCloudを同期しているため、NASのローカルキャッシュにより、大容量ファイルでもスムーズに開けるようになりました。
業務改善効果【DirectCloud導入による業務改善効果】

導入を検討している企業へのメッセージ

株式会社松田電機工業所 部品製造エリア

株式会社松田電機工業所 部品製造エリア

河村氏
ファイルが開くまでの応答待ち時間は、少しでも発生すると業務効率が悪く、製造に支障をきたし、最悪の場合はサービスそのものの信頼性を損なう可能性も否めません。

このようなことを未然に防ぎ、安定的かつ円滑にファイル活用を行うためにも、ファイルが開くまでの速度改善は対策すべき1つのポイントであると感じています。
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