クラウドサービスでランサムウェア対策・
業務効率の向上を実現

VPN接続を無くして社外からの
柔軟なアクセスを可能に

製造業

法人名 : 菊正宗酒造株式会社 様

・創業:万治2年(1659年)
・代表者:代表取締役社長 嘉納治郎右衞門
・所在地:兵庫県神戸市東灘区御影本町1-7-15
・社員数:300名
・URL:https://www.kikumasamune.co.jp/

課題
  • ファイルサーバーのランサムウェア対策に苦慮
  • 社外からのVPN接続によるアクセスが煩雑
  • 既にバックアップは取っていたがリストア(個々ファイル)への対応が煩雑
成果
  • ランサムウェアなどのウイルス対策が容易になり、業務効率が向上
  • VPN接続不要になり、社外での連携が円滑に
  • DirectCloudにデータを集約したことでリストア(個々ファイル)への対応工数削減を実現

菊正宗酒造株式会社の業務内容

清酒「菊正宗」「百黙」・焼酎・リキュールの製造販売、化粧品・食品の販売、清酒関連文化事業などの事業を手掛ける。

長年培った「発酵技術」を核とし、豊かで健やかな暮らしに貢献

御社の業務内容を教えてください。

システム室室長 池田邦広

システム室 室長 池田邦広 氏

池田氏
万治2年(1659年)の創業以来360余年、品質本位の主義を掲げて参り、“本流辛口”を守り続けてきました。清酒「菊正宗」・焼酎・リキュールの製造販売・日本酒を用いた化粧品の販売など、幅広く事業を展開しています。
2016年には、象徴的な2つの新商品を販売しました。一つは130年ぶりの新ブランド「百黙」。もう一つは「しぼりたてギンパック」です。「しぼりたてギンパック」は、紙パック商品としては初となる、IWC2019・2023 SAKE部門最優秀賞「グレートバリュー・チャンピオン・サケ」を受賞しました。

担当者様の日々の業務を教えてください。

池田氏
システム室室長として情報システム全般に関わる業務を担当しています。
オンプレミスサーバーの管理を始め、社内PC管理・セキュリティ対策などに従事しています。
菊正宗酒造

注:菊正宗酒造株式会社 取り扱い製品

社外からのアクセス方法改善とランサムウェア対策の課題

クラウドサービス導入前の課題を教えてください。

池田氏
当社では、適切に文書管理するため、2,000年代頃からファイルサーバ(オンプレミス)を導入していました。
しかし、5〜7年程度のサイクルでサーバーを入れ替える負担や、昨今甚大な被害を与えているランサムウェアなどのサイバー攻撃に対処するため、セキュリティレベルをこれまで以上に強化する必要がありました。
また、社外からサーバーへアクセスする際にはVPN接続が必要など、利便性にも課題がありました。

クラウドサービス導入前の課題

  • ファイルサーバーのランサムウェア対策に苦慮
  • 社外からのアクセスが煩雑(VPN接続が必須)
  • リストア(個々ファイル)への対応が煩雑

DirectCloudを導入した5つの決め手

多大なリソースを必要とするランサムウェア対策を円滑に実現できる

池田氏
先述しましたが、約5年程度のサイクルでサーバーを入れ替える手間がかかることやランサムウェア対策を自力で行うことは、大きな負担でした。
DirectCloudは、ランサムウェアへの対応を含め強固なセキュリティ対策が実施されており、これまでサイバー攻撃対策に割かれていた工数を削減することができました。

すでに使用していたクラウドサービスと連携ができる

池田氏
当社では、数年前から「ゼロトラストSSOソリューションCloudGate UNO」を導入し、業務の円滑化を図ってきました。
このような背景から、「CloudGate UNO」と連携できることを必須条件としてクラウドサービスを探していました。
Direct Cloudでは、「CloudGate UNO」との連携や高い操作性を有していることから導入を決意しました。

ユーザー数無制限など利用用途の高さ

池田氏
ユーザー数に応じて金額が変動しないという点も大きな魅力でした。
当社の場合、ユーザー数は300ほど想定され、ユーザー数に応じて費用が変わるクラウドストレージ(ユーザー課金制)の場合は膨大な費用がかかってきます。
この点、どのプランでもユーザー数無制限というポイントは、クラウドストレージを導入するにあたり大きな決め手の1つでした。

クラウド上のみでなくエクスプローラーでの使用が可能

池田氏
webのみだけでなく、エクスプローラーとも連携でき(DirectCloud ドライブ)、利便性の高さが魅力的でした。

スマートフォンやタブレットからもクラウドストレージを使用できる

池田氏
当社では、外出先からスマートフォンやタブレットでクラウドストレージにアクセスすることが多々あります。
そんな中PCのみでなく、スマートフォンやタブレットでも問題なく操作できることに安心しました。
また、仮に外出先で端末を紛失してしまった場合でも、クラウドストレージを活用することで端末にデータを残さずに済むことから、情報漏洩防止の一環にもなっています。
菊正宗酒造

受け取りフォルダのPPAP対応と複合機の連携で業務効率を加速

現在はどのように運用されていますか?

池田氏
オンプレミスとクラウドストレージの連携、ランサムウェア対策をメインに利用しています。
業務上、オンプレミスを使わざるを得ない状況はありますが、基本的なファイル管理はDirectCloudで行っています。

例えば、マクロや関連リンクのあるExcelファイルの管理、Accessファイルはオンプレミス上で管理していますが、それ以外のファイルは基本的にDirectCloudで保存・管理をするといったハイブリットな活用をしています。
オンプレミスとクラウドストレージのハイブリット運用
また、受取フォルダのPPAP対応や複合機とも連携して利用しています。
DirectCloudに登録しているメールアドレス宛にスキャン・FAXデータを転送し、該当のファイルに格納することができるため、業務効率が高まりました。

現在の主な運用方法

ランサムウェアなどウイルス対策にかかる工数を削減

DirectCloud導入による業務改善効果は?

池田氏
特にサーバーの入替作業やウイルスチェック・対策にかかる工数を改善できました。
また、用途に応じて柔軟にプランを調整できるため、サーバーの容量拡充の対応にかかっていた負担も軽減しました。
DirectCloud導入により工数削減

導入を検討している企業へのメッセージ

システム室室長 池田邦広
池田氏
DirectCloud AIや2024年1月からデータ保存が必要になる電帳法への対応など、最先端の機能追加が充実しており、導入するメリットがあると感じています。
最新機能はさることながら、「ランサムウェア対策」「情報漏洩防止機能(DirectCloud-SHIELD)」「遠隔地バックアップ」「ファイル暗号化」などを付与できるなど、利用用途に応じたオプションも多く用意されています。
また、機能に関する要望も考慮いただいたことが多々あり、システム担当者の方々の柔軟な対応をしてくれるところも大きな魅力です。
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