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社外からの繋がりにくさを解消し、NASからの
クラウド移行を実現

安全なファイル保管とスムーズなファイル共有を両立

北海道エアポート株式会社

会社名: 北海道エアポート株式会社 様

代表取締役社長:蒲生 猛

サービス業

事業内容:

  • ・道内7空港(新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港、旭川空港、帯広空港、女満別空港)の運営
  • ・道内7空港における航空機の離陸または着陸の安全を確保するための航空保安施設の運営
  • ・道内7空港の周辺における航空機の騒音その他の航空機の運航により生ずる障害を防止し、もしくは
    その損失を補償するため、または道内7空港の周辺における生活環境の改善に資するために行う事業
  • ・航空旅客および航空貨物の取扱施設、航空機給油施設その他の道内7空港の機能を確保するために
    必要な施設の設置、建設および管理

会社概要

設立 2019年8月23日
従業員数 506名(2021年06月現在)
所在地 北海道千歳市美々987番地22 ターミナルアネックスビル 5F
URL https://www.hokkaido-airports.co.jp/
北海道エアポート 法人概要

総合企画本部 企画部 情報企画課 浪川 朗さま
総合企画本部 企画部 情報企画課 小熊 芳晴さま

今回お伺いしたのは、「北海道エアポート」さまです。
北海道の7空港における施設管理だけではなく、滑走路などの運営も担っておられます。
空港を「施設」として捉えず、北海道の魅力発信や周辺の行政機関・経済団体等と連携した地域活性化事業も展開しておられます。
観光流動の要ともいえる北海道エアポートさまがこの度DirectCloudをご導入いただいた経緯を詳しく聞かせていただきました。

早速ではございますが、日々の業務をご教示ください。

【浪川様】 弊社は国や旭川市、帯広市、北海道が管轄している北海道7つの空港の運営を行う目的で2年前に設立されました。
関連施設だけではなく、航空機の離陸または着陸の安全を確保するために、滑走路の運営も同時に担っています。
その中で私は情報企画課としてシステム導入や開発を主に行っています。具体的には新たな業務システムの立ち上げやベンダとの折衝がメインです。
プロジェクトの中には道内7空港のシステム移管作業を伴うものもあります。

導入前の課題としてどのようなものが挙がっておりましたでしょうか。

【浪川様】 業務で発生したファイルについては社内のNASやファイルサーバーに保管しており、関係各所とのやり取りはメールで行っていました。
そのような中、出張者が外部からNASにアクセスした際、VPNトラフィックの逼迫によりレスポンスが悪くなってしまうことがあり、業務に支障が出ていました。
またメールによるファイル授受についても、CADやページ数の多いPDFなどは一度に送ることができず、利便性に課題を感じていました。
多くのファイルはzip形式に圧縮して送っていましたが、海外のエアラインでは共有リンクでファイル授受を行うことが基本なのでzipファイルが弾かれてしまい先方に届かないことも頻発していました。
【小熊様】 セキュリティポリシーの整備が追いついておらず、アクセス権の統一化が図れていないことが課題でした。

数あるクラウドストレージの中でなぜ「DirectCloud」を選んだのでしょうか。

【小熊様】 選定基準として「場所を問わずに快適に接続できること」と「共有リンクでのファイル授受ができること」は外せませんでしたので、クラウドストレージを中心に調査を進めていました。
その中でも、DirectCloudはDirectCloudドライブによりエクスプローラーからネットワークドライブとして使用できるため、ファイルサーバーと変わらないUIで操作することができることに魅力を感じました。
年配の従業員でも使いやすく直観的に操作できたこと、これが一番の要因になりますね。
文書サーバとしての要件、またファイル授受としての要件にも合致していたので、助かりました。

導入後、課題は改善されましたでしょうか。

【小熊様】 場所を問わないアクセス、また共有リンクを用いたファイル授受を一挙に叶えることができました。
弊社からの機能要望についてもアップデートによってしっかりと応えてくださるので好感が持てます。
導入タイミングが新型コロナウイルスの渦中だったこともあり、NASをDirectCloudに移行したことでスムーズにテレワークを取り入れることができるようになりました。

現在、どのような運用をしていますか。

【浪川様】 NASの代替としての用途、また関係各所とのファイル授受に活用しています。
共有リンクは頻繁に利用されています。
【小熊様】 第一階層のフォルダを「社内保管用」と「社外とのファイル共有用」に分け、運用しています。
管理者画面でアクセス権を部署ごとに一括で設定でき、管理者の負担を軽減できたことも有難かったです。

DirectCloudを社内で浸透させるにあたり、苦労されたことは
ありますか。

【小熊様】 分かりやすいUIなので、社内マニュアルを作成する程度で済んでいます。
DirectCloud ドライブのアプリを従業員全員にダウンロードさせることが少し大変だったくらいですね。

今後DirectCloudをどのように活用していきたいですか。

【浪川様】 部署ごとにアクセス制限は設けているものの、ファイルに対する細かい制限までは行えていないので、社内のセキュリティポリシーが整い次第、順次適用していきたいと考えています。
現状、内部不正を鑑みファイルをローカル環境にダウンロードした後は削除するようガイドラインを定めていますが、システム的に落とし込めていないので、「閲覧者」「閲覧者+」「編集者-」のアクセスレベル適用は優先的に考えたいです。
【小熊様】 第三者にファイルが渡っても情報漏洩を抑止できるDirectCloud-SHIELDの活用も視野に入れています。
文書サーバと共有リンクの要件は満たせているので、次はセキュリティ対策の強化も図っていきたいですね。

今後はどのような機能実装を期待していますか。

【浪川様】 今後複数の部署で契約を分けたいと考えていますが、1つのマシンで複数のDirectCloudドライブをマウントすることができず切り替えが手間なので改善していただきたいです。
また、海外のエアラインで1社だけDirectCloudのURLをホワイトリスト登録していないところがあるので、DirectCloudのサイトが今まで以上に信頼されると変わってくると思います。
フォルダのアクセス権限については、5階層以降も対応できるようになると良いと思っていたので、システムアップデートにて6階層まで対応された点は嬉しいです。
更に、弊社ではDirectCloudの社内マニュアルを整備しているのですが、都度バージョンアップしたいので、DirectCloudのサイトに設置されているマニュアルの更新をお願いしたいです。
導入メリット

・出張者による外部からのNAS閲覧要望が多く、リモート接続要件が肥大化していた。

・ファイルのやり取りをメールで行っていたが、CADやページ数の多いPDFなどを一度に送ることができず、利便性が悪かった。

・ファイルをzip形式に圧縮して送っても、リンク送信が基本の海外エアラインでは受信できない状況となっていた。

・DirectCloud に移行したことでVPNトラフィックの逼迫によるレスポンスの低下から解放された。

・DirectCloudの共有リンクを活用することで、ファイル容量を問わず快適にファイル転送することができるようになった。

・ファイル共有方法をリンク送信に統一したことで、海外エアラインとのやり取りも問題なくできるようになった。