NAS運用時の4つの悩みを、ハイブリッドストレージでまとめて解決

「クラウドに移行したら操作感が変わってしまった」「VPN(仮想専用線)よりは速いが、重いファイルは待たされる」――こうした声の原因の多くは、移行先の設計思想の違いを見落としていた点にあります。
本記事では、失敗しない移行先選定のための6つの軸で主要5サービスを比較し、「そのままの置き換え」に特化したDirectCloud ドライブ 4の技術的な裏付けを解説します。

本記事のサマリー

  • 移行先選定の分岐は「コラボレーション基盤か、ファイルサーバーのそのままの置き換えか」にほぼ集約される
  • 6つの選定軸で国内主要5サービス(Box・OneDrive・Dropbox Business・Fileforce・DirectCloud)を比較する
  • DirectCloud ドライブ 4はエンジン全面刷新により、フォルダ表示が従来比で最大約2倍の高速化を実現し、「クラウドは遅い」という置き換え最大の障壁を技術的に解消している

ファイルサーバーのクラウド移行先が「設計思想」から選択される理由

ファイルサーバーのクラウド移行を検討するとき、候補サービスは大きく2つの設計思想に分かれます。
1つ目は「Box」「OneDrive」「Dropbox Business」に代表される「コラボレーション系」で、複数人での共同編集や他のビジネスツールとの連携を出発点として設計されています。
2つ目は「DirectCloud」「Fileforce」に代表される「ファイルサーバー代替系」で、既存のフォルダ構成・アクセス権限をそのまま引き継ぎ、現場の操作感を変えずにクラウドへ移行することを設計の起点としています。
コラボレーション系サービスへ運用をそのままに移行した場合(クラウドリフト)、次のような問題が起きやすい傾向があります。

  • フォルダを開いたときの一覧表示や、目的のファイルを開く際の読み込みに時間がかかり、操作が遅く感じられる
  • 意図せず古いバージョンのファイルに戻ってしまう(先祖返り)
  • フォルダ階層が深いと、目的のファイルにたどり着くまでの操作が増える

これらはサービスの設計思想の違いに起因するため、個別の設定変更で解消するには限界があります。

失敗しないための6つの選定軸

ファイルサーバーのクラウド移行を成功させるため、移行先選定で押さえておくべき以下の6つの評価軸を解説します。

  • ファイルサーバーと親和性の高い操作感

    エクスプローラーからフォルダをそのままたどれるかが、現場の定着率を左右する

  • 企業間(社外)とのファイル共有

    取引先への安全なファイル送信手段とPPAP脱却の仕組みが揃っているか

  • リモートワークに対応する速度

    VPN廃止後も業務に耐えるアクセス速度が実際に確保されているか

  • ファイルサーバーからの置き換え適性

    既存のフォルダ構成とアクセス権限をそのまま移行できるか

  • バックアップ

    ランサムウェア感染時に感染前の状態へ確実に戻せるか

  • セキュリティ

    特別な設定なしに初期状態から安全に使える環境かどうか

主要クラウドストレージの比較表

前章で挙げた6つの選定軸をもとに、ここでは国内企業での導入が多い主要5サービス(Box・Dropbox Business・OneDrive・Fileforce・DirectCloud)を比較します。
ここで前提となるのは、コラボレーション系(Box・Dropbox Business・OneDrive)とファイルサーバー代替系(DirectCloud・Fileforce)とでは設計思想が異なるという点です。
そのため本表は単純な優劣の比較ではなく、「自社が『そのままの置き換え』を重視するのか、共同編集・外部連携を重視するのか」という観点で読み解くことで、自社に合うサービスを判断しやすくなります。

比較軸 Box
(Business Plusプラン)
Dropbox Business
(Standardプラン)
OneDrive
(Microsoft 365 Business Standardプラン)
Fileforce
(Unlimited-3)
DirectCloud
(ビジネスプラン)
ファイルサーバーとの親和性 エクスプローラーにドライブとしてマウント。ただしコラボ基盤型で、フォルダ構成・権限を継承する設計ではない
(Box Drive/仮想ドライブ方式)

同期フォルダとして展開
(ドライブ/ファイルサーバー型ではない)
(Dropbox/同期フォルダ方式)

同期フォルダとして展開
(ドライブ/ファイルサーバー型ではない)
(OneDrive/Files On-Demand・同期フォルダ方式)

エクスプローラーに仮想ドライブとしてマウント。既存のフォルダ構成を継承し、ファイルサーバー感覚で操作可能
(Fileforce Drive/仮想ドライブ方式)
エクスプローラーに直接マウント。
フォルダ構成をそのまま継承し、フォルダ一覧表示がDirectCloud ドライブ 4では、従来ドライブ比で最大約2倍に高速化
(実機テスト・5,000項目)
企業間ファイル共有 コラボレーター招待
共有リンク
共有フォルダ招待
(要アカウント)
共有リンク中心
Entra IDゲスト招待
共有リンク
ゲスト招待
(メール認証)

共有リンク
ゲスト招待
(ライセンス不要)

共有リンク
リモートワーク VPN不要
分散した拠点・在宅からもアクセスしやすい
VPN不要
オンデマンド同期のため、PC端末のストレージ容量を抑えることが可能
VPN不要
オンデマンド同期のため、PC端末のストレージ容量を抑えることが可能
VPN不要
分散した拠点・在宅からもアクセスしやすい
VPN不要、かつエンジン刷新による「実用に耐える速度」を明示。クラウドとの通信往復を最大50%削減。社外アクセスでも速度低下が起きにくい設計
ファイルサーバー置き換え コラボ基盤型
フォルダ構成・権限の引き継ぎには再設計が必要
ワークスペース型
フォルダ構成・権限の引き継ぎには運用整理が必要
SharePoint前提
権限設計が必要
ファイルサーバーからの移行に最適
AD/Microsoft Entra ID連携でアクセス権を継承
ファイルサーバーからの移行に最適。
AD/Microsoft Entra ID連携でアクセス権を継承。
さらにDCMigrator・データ移行サービス、Data Migration BOXに対応
複合機連携・NAS連携など、日本企業のニーズに即した機能が複数用意
バックアップ 版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管
(国内リージョン可)
版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管
(海外中心)
版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管
(国内リージョン可)
版管理・削除されたファイルの復元に対応複数拠点で分散保管

(国内リージョン)
版管理・削除ファイルの復元に対応
東京リージョン3拠点で分散保管
(標準)
オプションで大阪・シンガポールへのDRサイト構築も可能
(企業の運用方針に応じたリージョン選択に対応)
セキュリティ 暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△
(SSO/IdP併用が前提)
操作ログ:△
(70種類以上)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△
(SSO/IdP併用が前提)
操作ログ:△
(公式での件数明示なし)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△
(Entra ID条件付きアクセスで可能)
操作ログ:〇
(数百種類以上)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:〇
操作ログ:〇
(130種類以上)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:〇
操作ログ:◎
(250種類以上・業界トップクラス)
SLA:◎
(稼働率99.95%を保証・月別実績を公開)
サイバーリスク保険:◎
(全プラン加入済・万一の情報漏えいも補償)
月額料金(税抜) 3,000円/1ユーザー 1,500円/1ユーザー 1,874円/1ユーザー 108,000円/無制限 130,000円/無制限
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
10,800,000円 5,400,000円 6,746,400円 1,296,000円 1,560,000円
Box(Business Plusプラン)
ファイルサーバーとの親和性 エクスプローラーにドライブとしてマウント。ただしコラボ基盤型で、フォルダ構成・権限を継承する設計ではない
(Box Drive/仮想ドライブ方式)
企業間ファイル共有 コラボレーター招待
共有リンク
リモートワーク VPN不要
分散した拠点・在宅からもアクセスしやすい
ファイルサーバー置き換え コラボ基盤型
フォルダ構成・権限の引き継ぎには再設計が必要
バックアップ 版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管(国内リージョン可)
セキュリティ 暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△(SSO/IdP併用が前提)
操作ログ:△(70種類以上)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
月額料金(税抜) 3,000円/1ユーザー
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
10,800,000円
Dropbox Business(Standardプラン)
ファイルサーバーとの親和性 同期フォルダとして展開(ドライブ/ファイルサーバー型ではない)
(Dropbox/同期フォルダ方式)
企業間ファイル共有 共有フォルダ招待(要アカウント)
共有リンク中心
リモートワーク VPN不要
オンデマンド同期のため、PC端末のストレージ容量を抑えることが可能
ファイルサーバー置き換え ワークスペース型
フォルダ構成・権限の引き継ぎには運用整理が必要
バックアップ 版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管(海外中心)
セキュリティ 暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△(SSO/IdP併用が前提)
操作ログ:△(公式での件数明示なし)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
月額料金(税抜) 1,500円/1ユーザー
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
5,400,000円
OneDrive(Microsoft 365 Business Standardプラン)
ファイルサーバーとの親和性 同期フォルダとして展開(ドライブ/ファイルサーバー型ではない)(OneDrive/Files On-Demand・同期フォルダ方式)
企業間ファイル共有 Entra IDゲスト招待
共有リンク
リモートワーク VPN不要
オンデマンド同期のため、PC端末のストレージ容量を抑えることが可能
ファイルサーバー置き換え SharePoint前提
権限設計が必要
バックアップ 版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管(国内リージョン可)
セキュリティ 暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:△(Entra ID条件付きアクセスで可能)
操作ログ:〇(数百種類以上)
SLA公開:-
サイバーリスク保険:-
月額料金(税抜) 1,874円/1ユーザー
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
6,746,400円
Fileforce(Unlimited-3)
ファイルサーバーとの親和性 エクスプローラーに仮想ドライブとしてマウント。既存のフォルダ構成を継承し、ファイルサーバー感覚で操作可能(Fileforce Drive/仮想ドライブ方式)
企業間ファイル共有 ゲスト招待(メール認証)
共有リンク
リモートワーク VPN不要
分散した拠点・在宅からもアクセスしやすい
ファイルサーバー置き換え ファイルサーバーからの移行に最適
AD/Microsoft Entra ID連携でアクセス権を継承
バックアップ 版管理・削除されたファイルの復元に対応
複数拠点で分散保管(国内リージョン)
セキュリティ 暗号化:〇 二要素認証:〇 IP制限:〇 操作ログ:〇(130種類以上) SLA公開:- サイバーリスク保険:-
月額料金(税抜) 108,000円/無制限
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
1,296,000円
DirectCloud(ビジネスプラン
ファイルサーバーとの親和性 エクスプローラーに直接マウント。
フォルダ構成をそのまま継承し、フォルダ一覧表示がDirectCloud ドライブ 4では、従来ドライブ比で最大約2倍に高速化
(実機テスト・5,000項目)
企業間ファイル共有 ゲスト招待(ライセンス不要)
共有リンク
リモートワーク VPN不要、かつエンジン刷新による「実用に耐える速度」を明示。クラウドとの通信往復を最大50%削減。社外アクセスでも速度低下が起きにくい設計
ファイルサーバー置き換え ファイルサーバーからの移行に最適。
AD/Microsoft Entra ID連携でアクセス権を継承。
さらにDCMigrator・データ移行サービス、Data Migration BOXに対応
複合機連携・NAS連携など、日本企業のニーズに即した機能が複数用意
バックアップ 版管理・削除ファイルの復元に対応
東京リージョン3拠点で分散保管
(標準)
オプションで大阪・シンガポールへのDRサイト構築も可能(企業の運用方針に応じたリージョン選択に対応)
セキュリティ 暗号化:〇
二要素認証:〇
IP制限:〇
操作ログ:◎(250種類以上・業界トップクラス) SLA:◎(稼働率99.95%を保証・月別実績を公開)
サイバーリスク保険:◎(全プラン加入済・万一の情報漏えいも補償)
月額料金(税抜) 130,000円/無制限
年額料金(税抜)
※300名で利用した場合
1,560,000円

※2026年6月時点の各社公開情報をもとに作成。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

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現場で定着するのはファイルサーバーに近い操作感

Windowsのエクスプローラー(Macの場合はFinder)から、今まで使っていたフォルダ構成を、「そのままたどる」ことができるかどうかは、現場スタッフの操作習得にかかる時間と定着率を左右します。
評価のポイントは次のとおりです。

  • 既存のフォルダ構成を、普段のドライブ操作と同じ感覚で、そのままたどれるか
  • 右クリックメニューから主要な操作にすぐアクセスできるか
  • フォルダ一覧表示・ファイル開封が早いか

PPAP対策で社外との安全なファイル授受

取引先をフォルダ単位で招待できるか、また大手銀行も廃止を決定したPPAP(パスワード付きZIPをメール送信する慣行)に代わる安全な手段があるかを確認します。

参考:【脱PPAP完全ガイド】パスワード付きZIP廃止の進め方とクラウドストレージ移行手順

  • リンク共有・ゲスト招待など、セキュアにファイル共有ができる機能が揃っているか
  • パスワードに代わる本人確認の仕組みがあるか
  • 3ステップ程度で完結する操作性か

社外とのファイルのやり取りが多い組織ほど、メール添付から脱却できる仕組みかどうかが導入効果に直結します。

VPNを廃止できる「実用に耐える」社外アクセス速度

VPNなしのアクセス自体は、どのクラウドサービスでも対応していますが、移行時の本質は「速度が実際の業務に耐えるか」です。

  • VPN経由の遅延をクラウドアクセスで実際に解消できるか
  • 大容量ファイルや深い階層を開く際の体感速度

「クラウドに移行してもまだ遅い」という不満は、VPNをやめるだけでは解決されず、アプリ側の通信処理の効率にも依存します。

ファイルサーバーからフォルダ構成と権限をそのまま引き継ぐ

既存のフォルダ構成と、「誰がどのフォルダを見られるか」というアクセス権限の体系を、そのまま引き継げるかどうかが選定の分かれ目となります。

  • 社内のユーザー管理システム(Active Directory/Microsoft Entra ID)と連携し、既存の閲覧・編集権限をそのまま移行できるか
  • 複合機・NAS・既存ファイルサーバーからのデータ移行機能があるか
  • 移行後に速度低下・ファイル巻き戻り・検索性の低下が起きない仕組みか

コラボレーション系サービスでは、権限設計を一から組み直す必要が生じるケースや、複数人での同時編集などによるファイル競合のリスクが検討ポイントとなります。

ランサムウェアに対応する世代復元、分散保管

ファイルのバージョン管理・世代復元・ゴミ箱の仕組みは、ウイルス(ランサムウェア)に感染した際に、感染前の状態へ巻き戻せるかどうかを左右します。

  • どこまで前のバージョンに戻せるか(世代数・保持期間)
  • ウイルス感染時にクラウド上のファイルへの波及を防ぐ仕組みがあるか
  • NASを含む複数拠点への分散保管ができるか
  • 保管先が国内データセンターかどうか

初期状態から安全に使える高セキュリティ環境

情報セキュリティの観点では、設定の複雑さよりも「特別な設定をしなくても、初期状態から安全に使えるか」が実務上の重要な確認点になります。

  • 通信・保存の暗号化、二要素認証、IPアドレス制限の有無
  • 操作ログが残り、必要なときに取り出せるか
  • フォルダ・ファイルごとに「閲覧のみ」「編集可」「共有不可」といった細かい操作制限を設定できるか
  • 内部統制・情報セキュリティ監査に対応できる証跡として使えるか

DirectCloud ドライブ 4が「置き換え」に応える技術的な根拠

ここでは、前章6つの選定軸に対して、DirectCloud ドライブ 4がどう応えているかを「改善内容」「実施した施策」「効果」の構成で解説します。

既存ファイルサーバーとの親和性

改修内容 改善内容 効果
・中核プログラム(エンジン)を旧世代の設計から最新世代のエンジンに作り直し・一度取得したファイル・フォルダのメタデータを記憶して再利用・クラウドとの通信で使用しているライブラリを入れ替え ・サーバーへの通信を削減・通信の並行処理を実現し、ネットワークの往復時間を最大50%削減 ・フォルダの一覧表示については、実機テスト(5,000ファイル)で従来のDirectCloud ドライブと比べて約2倍に高速化(※1)・設計・開発などの現場で、大量の図面や資料を扱うシーンでも、快適なファイル操作が可能
・中核プログラム(エンジン)を旧世代の設計から最新世代のエンジンに作り直し・過去に「存在しない」と判定したファイルへの問い合わせ結果を記憶 ・クラウドシステムへの問い合わせ頻度を削減 ・ファイルを開く速度がファイルの種類により約1.2〜1.8倍向上(※2)・「ファイルを開くたびに待たされる」というストレスを大幅に軽減
・Windows 11の新しいコンテキストメニュー仕様(モダンなシェル拡張方式)に対応 ・右クリックメニューの最上位にDirectCloudの操作項目(リンク作成・プレビュー・バージョン管理など)が表示 ・以前必要だった「その他のオプション」経由の手間を削減
改修内容
・中核プログラム(エンジン)を旧世代の設計から最新世代のエンジンに作り直し・一度取得したファイル・フォルダのメタデータを記憶して再利用・クラウドとの通信で使用しているライブラリを入れ替え
改善内容
・サーバーへの通信を削減・通信の並行処理を実現し、ネットワークの往復時間を最大50%削減
効果
・フォルダの一覧表示については、実機テスト(5,000ファイル)で従来のDirectCloud ドライブと比べて約2倍に高速化(※1)・設計・開発などの現場で、大量の図面や資料を扱うシーンでも、快適なファイル操作が可能
改修内容
・中核プログラム(エンジン)を旧世代の設計から最新世代のエンジンに作り直し・過去に「存在しない」と判定したファイルへの問い合わせ結果を記憶
改善内容
・クラウドシステムへの問い合わせ頻度を削減
効果
・ファイルを開く速度がファイルの種類により約1.2〜1.8倍向上(※2)・「ファイルを開くたびに待たされる」というストレスを大幅に軽減
改修内容
・Windows 11の新しいコンテキストメニュー仕様(モダンなシェル拡張方式)に対応
改善内容
・右クリックメニューの最上位にDirectCloudの操作項目(リンク作成・プレビュー・バージョン管理など)が表示
効果
・以前必要だった「その他のオプション」経由の手間を削減

※1 旧バージョンの3.70秒から、1.47秒となり、約60%にまで表示時間が短縮

※2 ファイルを開く速度は、Excelファイル(XLSX形式)で約1.8倍、PowerPoint(PPTX形式)で約1.2倍の高速化を実現

企業間(社外)ファイル共有

DirectCloudはファイル授受にかかわる機能を多く備えており、ゲスト招待・共有リンクでPPAP(パスワード付きZIPファイルをメールで送る慣行)から脱却できます。

詳細については、以下の記事を参照してください。

【脱PPAP完全ガイド】パスワード付きZIP廃止の進め方とクラウドストレージ移行手順

リモートワーク環境としての利用

VPNを介さず、社外からでもエクスプローラー上でクラウド上のファイルを直接開けます。

「既存ファイルサーバーとの親和性」で示したエンジン刷新と共通の仕組みが社外アクセスにも適用されるため、「重いファイルを開くと待たされる」という問題が改善されます。

客先や移動中で、プレゼン直前の最新ファイル確認や商談中の資料差し替えも、VPN接続なしでストレスなく対応することができます。

ファイルサーバーの置き換え適性

改修内容 改善内容 効果
・アプリの内部構造を機能ごとに独立した構造に作り直し ・一部の処理が止まっても他に影響が波及しにくくなった ・フリーズが起きにくく、メモリ消費も抑制・長時間の利用や大量ファイルの取り扱いでも安定して動作するようになった
・Windowsのファイルが内部に持つ「代替データストリーム(ADS)」とWindowsのファイル属性(※)を正しく読み書きできるよう対応 ・Officeの一時ファイル制御やセキュリティソフトのスキャン処理など、他社製アプリ使用時における想定外の動作を抑制 ・WordやExcelの自動保存・ウイルス対策ソフトのスキャンが、DirectCloud上のファイルでも想定どおりに機能
・別々に管理されていた通常ログと詳細調査用ログを一本化・マルチワーカースレッド/多プロセス構造への変更 ・一本化されたログは30MB超で自動圧縮、合計100MB超で古いものから自動削除されるため、管理の手間なく保持・ログの書き込みがファイル転送処理をブロックしない仕組みへ改善 ・障害が発生した際に原因を特定しやすくなった・ファイルのアップロード・ダウンロードの速度が30%以上改善
・独自の自動検証ツール「dc-tools」を適用 ・アップデート前に580以上のテストを実施可能に1. テスト実行(自動テストスイート)2. 速度測定(ベンチマーク)3. ログ分析・テスト項目の自動追加(テストカバレッジの拡充) ・「バージョンアップのたびに動作が変わるのでは」という不安を払拭
改修内容
・アプリの内部構造を機能ごとに独立した構造に作り直し
改善内容
・一部の処理が止まっても他に影響が波及しにくくなった
効果
・フリーズが起きにくく、メモリ消費も抑制・長時間の利用や大量ファイルの取り扱いでも安定して動作するようになった
改修内容
・Windowsのファイルが内部に持つ「代替データストリーム(ADS)」とWindowsのファイル属性(※)を正しく読み書きできるよう対応
改善内容
・Officeの一時ファイル制御やセキュリティソフトのスキャン処理など、他社製アプリ使用時における想定外の動作を抑制
効果
・WordやExcelの自動保存・ウイルス対策ソフトのスキャンが、DirectCloud上のファイルでも想定どおりに機能
改修内容
・別々に管理されていた通常ログと詳細調査用ログを一本化・マルチワーカースレッド/多プロセス構造への変更
改善内容
・一本化されたログは30MB超で自動圧縮、合計100MB超で古いものから自動削除されるため、管理の手間なく保持・ログの書き込みがファイル転送処理をブロックしない仕組みへ改善
効果
・障害が発生した際に原因を特定しやすくなった・ファイルのアップロード・ダウンロードの速度が30%以上改善
改修内容
・独自の自動検証ツール「dc-tools」を適用
改善内容
・アップデート前に580以上のテストを実施可能に1. テスト実行(自動テストスイート)2. 速度測定(ベンチマーク)3. ログ分析・テスト項目の自動追加(テストカバレッジの拡充)
効果
・「バージョンアップのたびに動作が変わるのでは」という不安を払拭

※ Windowsがファイルの管理のために内部で保持している付加情報(更新日時・アクセス記録など)

バックアップ

バージョン管理・高度なゴミ箱管理に加え、DirectCloud Gatewayとの連携でNASの差分自動バックアップが可能です。

NAS運用の課題を解決するハイブリッドストレージ比較|DirectCloud Gateway

バックアップ先は国内のデータセンターで、「3か所にデータを複製し、そのうち1か所は別の場所に保管する」という3-2-1ルールに準拠した構成を実現できます。この機能はサービス基盤として標準で提供されるため、特別な開発は不要です。

セキュリティ

ドライブ4では、特別な設定をすることなく、初期状態から高度なアクセス制御が有効となっています。

利用者側での設定漏れによるリスクがありません。

また、サービス基盤として通信とファイル保存の暗号化(※)・二要素認証・IPアドレス制限・操作ログ(250種類以上)・IT監査機能・国内データセンター保管を備えています。

クライアントアプリ(DirectCloud ドライブアプリ)を常に最新バージョンに保つことがセキュリティ維持の前提となります。

※ 暗号化規格として、通信経路はTLS 1.2以上・保存データはAES 256ビット対称キーに対応。いずれも現在の標準的なセキュリティ水準を満たす方式。

まとめ

本記事の4つのポイントを整理します。

  • 1. 移行先選定の分岐は「コラボレーション基盤か、ファイルサーバーのそのままの置き換えか」にほぼ集約
  • 6つの選定軸で国内主要5サービス(Box・OneDrive・Dropbox Business・Fileforce・DirectCloud)を比較する
  • 3. DirectCloudはこの「置き換え」に最適化された国産サービスであり、ドライブ 4のエンジン刷新により「クラウドは遅い・重い」という置き換え最大の障壁を技術的に解消
  • 4. 乗り換え時のデータ移行リスクは低く、自動検証ツールによる事前の品質確認が可能。継続的に品質を高める仕組みも整備済み

「ファイルサーバーをクラウドへ移行したが、使い勝手と速度に課題がある」という企業に向けて、DirectCloudは引き続き機能改善を重ねてまいります。

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よくある質問(Q&A)

  • ファイルサーバーから乗り換える場合、データの移行はどのように進めればよいですか?
  • DirectCloudはDCMigratorなどのデータ移行ツールおよびデータ移行サービスを提供しています。
    既存のフォルダ構成やアクセス権限を保持したままデータを移行できる点が特長です。
    詳細については、以下を参照してください。

    煩雑な作業はこれでOK!トラブルなくファイルサーバーからクラウド移行する方法
  • 旧バージョンのDirectCloud ドライブからドライブ 4へアップデートする場合、再インストールは必要ですか?
  • 通常版であれば、アンインストール作業を経ることなく、ドライブ 4をインストールできます。
    サイレントインストール版はIntuneなどの資産管理システムから配布する必要があります。
  • ドライブ 4へのアップデートは、全社一斉に展開する必要がありますか。段階的な導入は可能ですか?
  • 段階的な展開は可能です。
    部門や拠点ごとに順番に適用し、動作確認をしながら範囲を広げていく進め方をとることで、全社への影響を最小化できます。
  • アップデートすると、これまで使っていたフォルダやファイルへのアクセス権限の設定は引き継がれますか?
  • アクセス権限はサービス基盤(クラウド側)で管理されており、クライアントアプリであるドライブのバージョンには依存しません。
    そのため、ドライブ 4へアップデートした後も、既存のフォルダ構成・アクセス権限設定はそのまま引き継がれます。
  • 情報システム担当が少数の組織でも、既存環境(Microsoft 365等)と共存した状態で導入・運用できますか?
  • 運用できます。
    DirectCloudはMicrosoft 365環境とは独立したクラウドストレージとして動作しますが、社内のユーザー管理システム(Active Directory・Microsoft Entra ID)との連携による権限管理にも対応しています。
    情報システム担当が少人数であっても、自動テストによるアップデート品質の担保・整理されたログによるトラブル対応の効率化・管理コンソールによる一元管理により、無理なく運用を継続いただけます。

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