ダイレクトクラウドは、企業の情報システム部門の担当者が、クラウドストレージを導入する目的や、クラウドストレージを選ぶ際に重視しているポイントなどのアンケート調査を実施しました。
調査概要は、以下の通りです。
調査期間 | 2024年3月15日~3月23日 |
対象 | 情報システム関連部署の会社員 |
調査人数 | 330名 |
調査方法 | インターネット調査 |
このコラムでは、クラウドストレージ利用状況調査で得られた知見をお伝えいたします。
1. 調査の目的
クラウドストレージの導入検討・運用改善を進める際に、現在の国内企業での利用状況や、情報システム担当者が考える運用方針などの情報を得ることは重要な取り組みと言えます。
本調査では、国内企業の情報システム部門の担当者が、クラウドストレージをなぜ導入したのか、また選び方や移行する際の懸念点などを明らかにすることを主な目的として実施しました。
そして、本調査で得られた成果を公表し、クラウドストレージの導入を検討している方や、今後のクラウドストレージ活用の一助となれば幸いです。
2. ストレージの利用状況
2024年度ストレージの利用状況では、クラウドストレージが「52%」で最も多く、続いてファイルサーバーが「48.6%」となっております。
なお、2023年度に実施した同調査では、クラウドストレージが「48.3%」でした。
前年と比較して、クラウドストレージの利用者数が「3.7%」向上していることがわかります。
3. ファイルサーバー・NASの不満点
現在使用しているファイルサーバーやNASの不満点(課題)についても、お聞きしました。
「容量が足りない」が「33.6%」で最も多く、次いで「データ転送速度が遅い」が「25.7%」となっております。
日頃から膨大な量のデータが生成される現在のビジネス環境では、容量不足が一番の懸念点であることがわかります。
4. クラウドストレージを利用する予定
割合 | |
予定がある | 20.8% |
検討中 | 20.1% |
予定はない | 56.5% |
その他 | 2.6% |
クラウドストレージの利用予定については、「予定がある」が「20.8%」、「検討中」が「20.1%」となっています。
なお、前年の調査と比較して「予定がある」と答えた方は、「3.6%」増加しました。
5. クラウドストレージを導入する目的
クラウドストレージを導入する目的では、「大容量ファイルや機密性の高いファイルの受け渡し」が「38.7%」と最も多い回答がありました。
クラウドストレージを活用したセキュアなファイル共有を実現したいことがわかります。
また、「脱ファイルサーバー」も「33.9%」選択されており、ファイルサーバーからクラウドストレージへ完全な移行を検討している企業も多くあることがわかります。
6. クラウドストレージを選定する際に重視するポイント
クラウドストレージを選定する際に重視するポイントは、「セキュリティ」が「63.5%」と最も重視されていることがわかります。
そして、「コスト」も「53%」と重視されているポイントであることがわかります。
クラウドストレージには、「ユーザー課金制」や「容量課金制」など様々な料金体系があり、自社に適した料金体系であるかどうかもチェックされていると言えます。
7. クラウドストレージに完全移行する際の懸念点
ファイルサーバーからクラウドストレージへ完全移行する際の懸念点も、前述の選定ポイントと同様に、「セキュリティ」と「コスト」が同率で「55.7%」と最も懸念されていることがわかります。
クラウドストレージを導入する際には、運用コストを抑えつつも、セキュリティレベルは高めたいといったニーズがあることがわかります。
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