【調査概要】
調査目的:情報システム部門におけるクラウドストレージの利用状況を明らかにする
調査対象:情報システム関連部署の会社員
調査期間:2024 年 3 月15 日~23 日
調査方法:インターネット調査
回答者数:330 名
【サマリー】
・約5割以上がクラウドストレージを利用していると回答
・クラウドストレージの導入目的において「データガバナンス及び情報漏えい防止」の重要性が増大
・クラウドストレージの選定における重要ポイント第1 位は「セキュリティ」
■約5割以上がクラウドストレージを利用していると回答
クラウドストレージの利用状況について、「クラウドストレージ」52.0%、「ファイルサーバー」48.6%、「NAS」26.2%となりました。
昨年の調査結果(※)と比べると、「クラウドストレージ」の利用率は3.7%増の結果となりました。
これらの結果から、NAS・ファイルサーバーからクラウドストレージへの移行がより進んでいると考えられます。
■クラウドストレージの導入目的において
「データガバナンス及び情報漏えい防止」の重要性が増大クラウドストレージの導入目的において、「大容量ファイルや機密性の高いファイルの受け渡し」38.7% 、「脱ファイルサーバー(ファイルサーバーのクラウド移行)」33.9%、「災害対策・ディザスタリカバリ」30.4%という結果となりました。
昨年の調査結果(※)と比べ、特に「データガバナンス及び情報漏えい防止」の差分が多く、4.6%増の結果となりました。
脱ファイルサーバー・脱PPAP は一定促進され、「取引先とのファイル共有」「データガバナンス及び情報漏えい防止」のニーズが高まっていると考えられます。
■クラウドストレージの選定における重要ポイント第1位は「セキュリティ」
クラウドストレージの選定における重要なポイントは、「セキュリティ(可用性、機密性、完全性)」63.5%、「コスト」53.0%、「ストレージ容量」47.4%となりました。
昨年の調査結果(※)と比較し、特に「認知度・信頼度」の差分が多く、2.7%増の結果となり、セキュリティやコストなどに加えて、認知度と信頼性が今まで以上に高まっていることが考えられます。
※2023年度の調査結果はこちら